今日は211系の日

こんばんは。
せっかくの休日ながらも、出かける気が失せるほどの曇り空だったので家にこもっていた管理人です。大阪や東京では雪が降ったそうで、立春が過ぎたのにまだまだ寒い日が続きそうです。

さて本題へ。
ふとカレンダーを眺めていたら、今日は2/11であることに気づきました。と同時に何となく211系が思い浮かんだので、今回はそれについて書きたいと思います。完全なる思いつきですけど笑

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18/2/12 @定光寺

211系近郊形電車は、それまで「湘南電車」の代表格だった113系115系に代わるフルモデルチェンジ車として1985年に登場しました。軽量なステンレス製車体や、より簡単で安価な速度制御装置、簡易的なモニタ装置など、省エネかつ保守費用低減にこだわった車両に仕上がりました。

主な主電動機として九州の713系向けに開発されたMT61形を採用、さらに特急型車両の381系に採用されたMT58形の改良版も使用しているため、低コストながら高速性能を確保。113系115系を上回る走行性能を持ち合わせています。

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16/12/22 @名古屋

車体は片側3扉で両開き式、これは国鉄近郊形のお決まりですがドア同士の間隔を広げることで車内空間を広くしました。また座席は写真のような固定クロスとロングが共存している「セミクロスシート」が基本でしたが、国鉄分割民営後はオールロングシート車の製造が続きました。

ちなみにクロスシートロングシート共に1人あたりの座席が割り当てられたバケットタイプでして、1人分の幅にゆとりが取られた構造となっています。

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18/8/25 @下諏訪~岡谷

番台区分としては、
・0・2000番台(暖地向け/東海道線)
・1000・3000番台(寒冷地向け/東北本線上野口)
 ※長野地区用の0・1000・2000・3000番台も存在
・5000・6000番台(JR東海仕様/中央西線)
に大別されます。ちなみに写真は3000番台でして、ダイヤ改正で余剰になった211系が改造を経て長野地区にやって来た…そんな編成もあります。

基本形式の0・2000番台は東京地区と名古屋地区で仕様が異なります。一番分かりやすいのは東京地区には2階建てグリーン車が組み込まれていることでしょうか。当時としては珍しいトイレ・洗面所と車掌室を異なる車両に配置したサロ車でしたが、2012年をもってE233系3000番台にその役目を譲りました。

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16/12/22 @新守山大曽根

…とは言え東海地方に馴染みが深いのは3両編成や4両編成を基本とした5000・6000番台あたりでしょうか。名古屋・静岡地区のラッシュ対策として全車オールロングシート仕様、かつてはトイレも省略されていた(現在はトイレ付きがほとんど)ことから、静岡越えに挑む18きっぱーからは煙たがられている形式なのかもしれません笑

しかし室内からの展望に配慮して前面窓を拡大したり、クッション性の高いシートを採用し乗り心地向上を図ったりと、JR東海らしい「地味かつ粋な計らい」がなされているんですよ。
またドアカット表示機能や車外スピーカーが装備されるなど、従来より使い勝手が良い車両に改良されています。

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16/12/11 @名古屋

JR東海区間に限っての話ですが、神領車両区の車両は中央西線の名古屋口を中心にラッシュ時は関西線や愛知環状鉄道に、静岡車両区の車両は東海道線(熱海~豊橋)や御殿場線身延線で活躍しています。

後に登場する313系との連結が行えるよう、120km/h対応工事
ヨーダンパ設置工事なども施され、今では写真のような柔軟な対応ができるにまでなりました。これからも中部地区、そして北関東地区の顔として活躍してくれるでしょう。

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89/1/6 @岡山(出典:Wikipedia)

ちなみにですがJR西日本にも211系がクロモ211形・モロ210形として存在していました。しかし一般列車ではなく、団体・イベント用列車「スーパーサルーン『ゆめじ』」として1988年に製造されました。外観、内装ともにかけ離れている気もしますが、電動車は211系となっています。

2003年までは快速「マリンライナー」として岡山~高松で使われていたものの、223系5000番台および5000系に置き換わる形で離脱。その後はちょくちょく団臨運用に就くも、2010年6月に廃車の時を迎えました。

というわけで211系のお話でした。2月11日22時11分に投稿したかったため情報不足な部分があるかもしれませんが、まあさらっと流して頂ければ幸いです。

今回はここまで。
ありがとうございました。