直線的or曲線的 Part2
こんばんは!
そろそろ通知表が渡される時期ですが、中3にとっては今後の明暗を分ける大事な瞬間です。僕はまだ返ってきていませんが、果たして待つのは希望か、絶望か…
恐ろしい話は置いておいて、本題に入ります。
5200系(VX08)+1810系(H26)
この電車が少し左に傾いているのが分かるでしょうか?海山道駅前後はカーブしているため、外側の線路(伊勢中川方面の電車が通る線路)にはカントと呼ばれる傾きが設けられています。
その効果は何?というのが前回のあらすじです。その答えを、言葉だけでは難しいので筆者直筆の絵と合わせてご説明します。
※雑な絵である点と、暗くて見にくい点はご了承ください…
また、図はイメージで実際は少し異なります
左の22000系(AS・AL)はカントがないカーブを表しています。カーブを曲がろうとすると、重力と遠心力(青色の矢印)がはたらき、自然に2力が合わさった力(水色の矢印)が出てきます。
物体が地球上に立つためには地面と垂直な力がなければいけません。22000系にはたらく力(水色の矢印)は地面と垂直でないため、22000系は立つことが出来ずに内側へ転倒してしまいます。
カントの役割は脱線防止の他、通過列車の高速化や乗り心地の向上化、車内の方が不快な思いをしないようになど様々です。この問題にご回答下さったmakiさん、ありがとうございました!
12200系(NS35)
様々な地形を様々な電車が走る近鉄。カーブでも速度を落とすことなく通過できるよう、工夫を凝らしているんですね。実に感動的なお話です笑
この技術は、中学3年理科で学習する「力の合力」に関連した内容です。あの勉強、目に見えない力をどうやって勉強しろというのだか…
今回は“曲線的”な記事でした。海山道の撮影レポートからも“曲線”に沿うようにそれてしまいましたが笑
それではこの辺で~
ありがとうございました。