ワイドビュー南紀で紀伊へ Part2

こんにちは!
もうすぐ塾に行かなければならないのでさっと更新します。

名古屋と紀伊半島を結ぶワイドビュー南紀、今回は「臨時列車」関連として2つの秘密(?)をご紹介します。

今回のテーマは「鹿さん対策のバンパー」です。

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前回にも登場したこの写真。このキハ85系の非貫通先頭車(キハ85)うち4両には衝突緩和装置が取り付けられています。

ワイドビュー南紀は自然溢れすぎな紀伊半島を通るため、当然野生の動物と出くわすこともあります。特に鹿が多いそうで、線路なんてお構いなしに横切ります。

もしも列車通過時に飛び出してきたら… 最悪ぶつかってしまいます。そこで、鹿を押しのけて巻き込みを防ぎ、被害を最小限に抑える役割を果たすのがこの衝撃緩和装置です。スポンジなのでか弱い鹿さんにも安心。

過去に実績もちゃんと出ています。平成24年7月~平成25年11月のデータの通り

【衝突緩和装置 あり】
押しのけた割合:85.3% 遅延平均:15.1分 

【衝突緩和装置 なし】
押しのけた割合:72.3% 遅延平均:18.2分

成功率が13%アップし、時間も3分縮まりました。ただ、1年ちょいで111回も衝突する紀勢本線もいかがなものかと…

そこそこ役に立っているこの装置ですが、順次高山本線参宮線など他の自然溢れすぎ路線を走る列車にも取り付けていくそうです。可能な限りで野生の動物との事故を0にしてほしいですね!

次回は2つ目をお伝えします。
そこまで大したことでもありませんが笑

以上、衝突緩和装置についてでした。
ありがとうございました。

※参考資料 
JR東海 在来線の鹿対策(衝撃緩和装置)の試行実績について
    平成25年12月11日