どうする新幹線、どうなる北陸

こんばんは。
今回はJR東海撮影記から離れて雑談です。

さて皆さん、テレビのニュースやドラマを見ている中で、2016年が終わろうとしている今、最近になって急に話題が増えた…なんてことを思ったことはありませんか?

「逃げ恥・真田丸 終了」
「高速増殖原型炉もんじゅ 廃炉
SMAP ファンに惜しまれながら解散へ」
「餅つき大会自粛 ノロウイルスの影響」
スーパーマリオラン DL4000万突破」
ASKAさん 覚せい剤問題」

などなど、旬な話題が盛りだくさんです。とくに今週火曜日に最終回を迎えたTBSドラマ「逃げるは恥だが役に立つ」は、今なおネットニュースを熱くしていますよね笑

そんな年末ニュースの嵐は鉄道界でも同様で

JR北海道 約半数が維持困難」
「JR留萌線(留萌~増毛)  95年の歴史に幕」
「道路陥没 福岡市営地下鉄延伸工事中に」

何か悲しい話題ばかり…とも言わざるを得ませんが、あくまで最近のニュースですので悪しからず。1年を振り返れば色々あったんです笑

そこで管理人が気になる記事を見つけました。

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東京と金沢を結び、既に金沢~敦賀では工事が始まっている「北陸新幹線」のルートが正式に決まったという話題です。敦賀から先、(新)大阪までどうやって行くかを決めたわけです。

3つの案のうち、敦賀~新大阪の所要時間が最も短く料金が安いとして「小浜・京都ルート」に決定されました。利用者の視点からは最適なルートですが、まだまだ反対意見はあるそうな…

もし北陸新幹線が全線開業したら、並行する在来線の運命も気になるところです。ぱっと思い浮かぶのは、大阪から京都線湖西線北陸本線を通り金沢に至る特急電車、

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しらさぎ」に使われる681系
681系も使用される「サンダーバード」です。事実、経営分離先になるかもしれない滋賀県が同意するかが不透明ですよね。JR西日本社長・来島氏も並行在来線について「全くの白紙」「予断を与える時期ではない」と述べています。

到着時間が早くなる対価として特急料金が加算されますし、もしも第三セクター化されれば、運賃の値上げや利便性低下による沿線の影響も懸念されそうです。

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そんな影響は関西だけでなく東海にも。北陸新幹線が新大阪まで来ると「北陸と関西」の結びつきが強くなるため、長年続く「北陸と東海」の結びつきに陰りが出てきます。しばらくはリニア新幹線の終点としての顔を見せる名古屋、各方面へのアクセスはしっかり整備されていなければなりません。

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「ひだ」に使われるキハ85
名古屋~富山の「ひだ」、名古屋~金沢の「しらさぎ」と2つも北陸と東海を結ぶ特急列車がある以上、JR東海はなおさら見過ごせない展開です。沿線自治体の愛知県知事・大村氏はこれまで以上の高速化や増便を要求、利便性向上に努めていますし。

JR西日本JR東海、そして沿線自治体。この3立場がどう出てくるかが楽しみです。北陸の風が大阪へ新幹線で運ばれるようになるのはいつになるでしょうか…

今回はここまで。
どえらい長い雑談に最後までお付き合い頂き、ありがとうございました。

※参考 中日新聞 2016年12月21日朝刊    
    福井新聞 2016年12月22日配信