3/31 飯田線秘境駅巡り―東栄・水窪・中部天竜編

こんばんは。
「大正」とか「平成」とか、そこら辺の元号は当たり前のように予測変換で出ますが、新元号「令和」はそう簡単に出てくれません。どうやっても「零話」「○話」なんですが、そのうち出てくれるでしょうかね…

秘境駅巡りin飯田線、前回はランキング第3位に君臨する小和田を訪問しました。その後豊橋行きで折り返し、ここからは秘境ではないもののちょっと気になる駅を3つ巡っていきます。

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小和田から1時間弱で東栄に到着しました。ここでの特筆すべきポイントは何といっても独特的な駅舎ですかね。所在地の東栄町近辺で代々伝わる神事芸能「花祭(はなまつり)」で使用される鬼の面をモチーフにしており、1992年にJR東海東栄町が共同で建設したそうです。

少し話がずれますが、飯田線は多数の私鉄路線を繋ぎ合わせて成り立つ路線でもあります。この東栄駅を開設したのも「三信鉄道」という私鉄で、元々は「三輪村」という終着駅だったんだとか。その後中部天竜まで延伸され、駅名も三信三輪、三河長岡を経て4代目となる「東栄」へとなったそうです。

さらに駅舎内には小さなカフェがありまして、自分もぜんざいを頂きました。詳しいことは各自調べてもらいたいんですが、そこのオーナーの方、とてもフレンドリーなので機会があればぜひ訪れてみれはいかがでしょうか?笑

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この日初めての213系に乗り、今度は11駅先の水窪(みさくぼ)で下車。「みなくぼ」だとか「みずくぼ」だとか間違って読んでいた奴がここにいますが、まあそこは気にしない気にしない。

この駅…というか前回の小和田もそうなんですが、元は水窪町、現在は浜松市天竜区に位置しています。山奥に来てしまった感が半端ないですが、これでも政令指定都市の一角なのだから何だか不思議な気分になってしまいます。おまけにこの駅は無人駅ながら特急「伊那路」停車駅だったとは…

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水窪町の中心駅ともあり飯田線沿線の中ではまだ賑わっているんだそうです。しかし駅自体が水窪川左岸の高台にあるため、市街地に向かうには写真右上の急な階段を下り、大きな吊り橋を渡る必要があります。一応駅に続く坂道もあるので車での到達も可能です。

風光明媚とでも言うんでしょうか、この吊り橋から眺める水窪川の流れは何だか心安らぐものがありました。本当は隣の大嵐(おおぞれ)で降りる予定だったんですが、この存在を知ったので急遽下車しました。まあ訪れる価値はありましたが、この橋の定員は20人までらしいのでご注意を笑

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もう一度豊橋行きに乗り込み、中部天竜に到着。飯田線の要所で、特急「伊那路」停車駅かつ駅長配置の有人駅ですが、利用者云々の話は止めておきます… 中部天竜以南はワンマン運転を行う列車が多く、逆にこの駅以北の列車は車掌さんが乗務することになっています。

ご存知の方もいるかと思いますが、かつて構内には「佐久間レールパーク」という鉄道博物館がありまして、貴重な骨董品やら最大級の大パノラマやらが展示されていたんだとか。現在はその多くの展示車両が金城ふ頭の「リニア・鉄道館」に移転されています。

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中部天竜から佐久間レールパークが消えた今となっては、周りには何も無いというか… 時間も時間だったので大したこともせず、またまた天竜峡方面へ向かう普通列車に乗り込みます。写真はその列車内から撮った小和田の駅名標です。

小和田→東栄水窪中部天竜→…と飯田線を行ったり来たりしましたが、そうしないと途中駅で2時間くらいの待ちぼうけをくらいます。それくらいあれば周辺探索もできそうですが、できるだけ多くの駅を訪れるためにはこうするのが得策ですね。

ということで次はランキング10位台のあの駅に向かいます。
ありがとうございました。