5/4 飛騨金山を駆け抜ける「ひだ」
こんばんは。
GW明け、そして令和初の学校になった今日ですが、やはり疲れが溜まっているのかどんよりムードなクラスでした。そりゃ分かるんですが、今週は4日で終わりなのでまだ希望が持てそうです笑
さて本題へ。
キハ25系(P3)
〈4714C 普通 美濃太田〉
途中で道を間違えながらも、まずは飛騨金山から焼石方面へ2.7km進んだところに位置する福来信号場までやって来ました。福が来る、何とも縁起が良い名前ですが10年前に落雷に遭ったちょっぴり不運な信号場だったりします。
ちょうどキハ25系が飛び出してきましたが、画面奥に広がるのは「中山七里」と呼ばれる渓谷です。戦国時代にこの地を治めていた金森長近が、下呂から金山にかけて続く飛騨川沿いの難所を約七里開いたことに由来するんだとか。四季折々の変化に富む観光名所になっています。
〈1027D 特急ひだ7号 富山〉
渓谷の話は置いといて、ちょうど美濃太田行きと特急の交換待ちが行われました。上麻生寄りから下呂までに飛水峡・鷲原・福来・少ヶ野と4か所も信号場が存在し、用地確保に苦労したのかどれも隣駅とアンバランスな場所に位置しています。
この福来信号場では計3回の列車交換が行われます。何といっても驚きなのは焼石~下呂の少ヶ野信号場でして実に10回も行われます。全ての特急を下呂で駅舎側の1番線に停車させるため、わざわざ特急同士のすれ違いもやってしまう、何とも利用者思いなダイヤ設定です。
後追いも撮っときます。一応キハ25系の編成写真もあるんですが、この場所の順光時間は午後でして正午頃だと日は回ってくれず、見事に潰れてしまいました。朝の木曽川といいこれからの特急「ひだ」といい、こんなんばっかなのはご愛嬌です笑
キハ85系の醍醐味と勝手に思っている左右対称の2本の管。これ、ジャンパ栓じゃなくてエアホースだということを今さっき知りました… 本当のジャンパ栓はさらに外側の筒状の物体でして、エアホースとともに車両間の電源経路を接続する役目を担います。
〈1028D 特急ひだ8号 名古屋〉
飛騨金山と福来信号場の間には、こちらも知る人ぞ知る撮影ポイント「下原八幡神社」がありまして、警報器のない第四種踏切と一緒に鳥居を潜るような写真を撮ることができます。鳥居向かって左側にある車両通行止めの標識を隠したかったので、少々強引な構図になりましたがまあ良いでしょう。
この地には難波根子武振熊(なにわのねこたけふるくま)が2つの顔と4本の手を持つ怪人・両面宿儺(りょうめんすくな)を成敗したという伝説があるらしく、それに関連した神社だそうです。何が何だかさっぱりですが、分かった気になるだけでも飛騨の奥深さが垣間見えました。
〈29D 特急ひだ9号 高山〉
やっぱり定番は飛騨川と絡めた写真ですな。先程の下原八幡神社からさらに駅寄りの場所に川原(?)まで降りることができる階段があったのでそこからローアングルで1枚。緑と青が強すぎて銀色車体が消えてますが、そこは「風景画なんてこんなもんだ」と割り切ることにします笑
前々から撮りたいと思っていた高山線を、このタイミングで撮ることができて良かったです。キハ85系も余命宣告を受けたことですし、今度は冬景色でも見てみたい気がします。地元の特急「南紀」だと1日あたりの本数が少ないもんですから…
本来なら上り10号と下り普通も撮る予定だったんですが、せっかく飛騨まで来たので申し訳程度の観光もしておくことに。飛騨金山温泉「湯ったり館」でサイクリングの疲れを癒しつつ、向かい側の道の駅でかたいプリンなるものを購入。これって金山名物じゃないような気がせんこともないですけど…まあいいや。
パンフレットを見ると金山巨石郡や鶏鳴滝などまだまだ巡るべきスポットがあるようで、今回は時間の都合で行けませんでしたがぜひとも訪れてみたい場所だなと思いました。自転車で行く距離ではなさそうですが。
そして駅に戻ってきました。今更ですが今回借りた自転車は駅構内の金山町観光協会のものでして、何と無料で貸してくれます。ただ観光案内所ながら土休日は営業しておらず、当日急に思い立って借りることは難しいかと思われます。
ホームページにも詳しいことは載っていなかったので、利用する場合はあらかじめ電話等で確認、予約することをおすすめします。僕の場合、確認がてら前日に電話したところ「じゃあ駅員さんに伝えておきますね」みたいなことを言われ、当日は業務委託された駅係員さんから自転車のカギを受け取ったので、一応こういう形で使えるっちゃ使えるようです。
続きます。
ありがとうございました。